ARASHIの月面ライブ

それくらいの無謀でもでかくて凄い夢を追いかけたい人のブログ。

元応援垢アンチが応援垢を始めるまで

「応援垢」を始めてようやく4カ月めになろうとしている。

ふと自分が、どうしてこの活動を知り、そして始めたのだろうと振り返りたくなった。

 

これは自分のための記録である…。

 

 

 

 

…の前に

 

今のTwitterについて思うこと

 私は小学生の頃からTwitterを使っている(今は当時の垢はない)。21年でちょうど始めて10年になる。10年の間にTwitterの使われ方は物凄く変わっていった。

昔は芸能人のアカウントは大体偽物で、本物だとだまされる人も多かった。だがそもそもTwitterはもっと気軽に思うことをツイートするためにあるようなものだった。登録者も多くなく、同じ興味をもって発信したい人や、割と冗談が通じる人、そんな人たちがフォロワーだった。

それが今や、公式アカウントと称して企業がTwitterを使うようになったり、「いいね」や「RT」の多いツイートが朝のニュースで「話題になっています」と取り上げられる時代になった。今のTwitterは、誰かの発言で物の売り上げを左右する効果があるし、登録者が増えて様々な議論が繰り広げられるようになった。異なる人々の考え方を知り、また知りたくないことを積極的に検索したりと「情報の海」と化している。いい意味でも、悪い意味でも。

そんな世界に言論の自由を持ってきていいのか、というと「その前に人間には心がある」ということを考えたい。「自分はこういう話を伝えたいんだ」という気持ちも「あなたの言葉に私はついていけない」という気持ちも蔑ろにしてはいけない。Twitterは閲覧者を選ぶのに多少不自由があると私は思う。意図せず誰かが自分の発言で傷つくこともよくある。利用者が増えた分さまざまな意見も増えた。解決が難しい問題だと感じる。

それと、一時期Twitterを使って400人も500人も同じ学校の人をフォローしていた友人たちも今では仲良し数人だけをフォローしているし、結局趣味アカウントしか残らない私のような人もいて…たいていの人は「好きなもの・こと・同じ価値観で愚痴を言う人」の情報ばかりしか得ないようになったのだろうと思った。

 

で…

 

最初は「応援垢」に否定的だった

最近デビューしたアイドルのファンの友人と会ったのが2月だったから、確か2月の話だ。

今は適当にTwitterを使う私。ふとトレンドを見ると、時々そのアイドルグループに関連したワードがあったりするので、気になって覗いたりする。

すると、そのアイドルのファンらしきアカウントが、こういうツイートをしている。

 

CuteHappy○○は今日も異次元!

 

○○ #○○ / Cute曲名)/ Happy曲名)/ 異次元(曲名)」

 

 

 

何だこれは!?!?!?!

 

 

 

 

それまでの私のTwitterはただ楽しいことと推しのことをツイートしているだけだったから、最近のTwitterは本当に訳が分からない。何これ?何で曲名をツイートしているんだ?しかもうまく文章に絡めて!?

なにこれ、Twitterってこんな怖い場所だっけ?

 

が、10年やっている私はすぐにひらめく。

 

「これは、きっとトレンド入りやホットワードを目指すためにやってるのだろう」

 

今のアイドルの人気の指標に、Twitterが使われているだけなんだろう、と最初はそう思っていた。

こういうツイートをしている人たちは名前に「burst」とか「VOTE」とついていて(お前言っちゃってるじゃねえか)そういうツイート専門のチームを作っているんだろうなあ、と思っていた。

最初、この曲名+グループ名ツイートの羅列に驚き、少し怖かった。

毎日この条件を満たしたツイートを打ち続けて大変そう。

トレンド狙いのためにひたすらツイートしている行為も怖い。

Twitterで好きなように言わず淡々とロボットのように打ち続けているファン活動自体が奇妙だった。

そう思うのも無理はないと思う。嵐ファンの自分には、少なくとも自分の周りには、こういうツイートをする文化がスタンダード化?浸透?していなかったから。異なる文化の人を見かけた、みたいな感覚。

 

今の嵐っていうのは名前がある程度知れていて、活動休止を発表した時もFC会員ではない人も反応を示すことがある。だから一斉にツイートしようと思わなくても、みんなの感性が似ていればある程度嵐関連のトレンドワードは逃さない。

一方私が見かけたアイドルはデビューしたての、まだこれからっていうグループ。まだファンの人のツイートの割合がほとんどを占めるグループだから、きっとファンの人が名前を売るために懸命に応援しているんだろうと思った。

それにしても変なツイートしてんな、と、そのグループのファンをやっている友人につい言ってしまったことがあった。友人は不思議そうな顔をしていたので、きっと「burst」を知らないのだろう。

 

…ああ、この奇妙なツイートをやっている人とやっていない人がいるのか。

 

傍観のち、模倣

変なツイートだなあと思っていたのでしばらくそこのファンの人たちに「怖い」というイメージだけがついて、私は自粛と学業とアルバイトと鬼●の刃の履修をしている間に夏になる。

IN THE SUMMERが出るよと言っている頃あたりに、あの奇妙なツイートのことを思い出す。

このファンの奇妙なツイートって、このアイドルのファンだけがやっていることなのだろうか?と疑問に思い、他のグループのツイートも調べた。

調べ方は簡単で、グループ名とタグ、曲名を一緒に検索すれば続々ヒットする。

めちゃくちゃヒットする。特に、違う事務所のグループのファンたち。おそらく私より歳下であろうアカウントが平気で「○○に投票しようね~!」「HOT100目指すよ~」と言っている。さも当然かのように、奇妙なツイートをしている。

ちなみにこの時調べたグループたちが、Twitterでもっとも使われたハッシュタグとしてノミネートされている。比較的韓国アイドル系統のファンに多いツイート方法だったが、たまに歌い手さんのファンにも見受けられる。

 

これらの結果を見て、私はどことなく焦りをおぼえた。

こんな風に毎日ツイートをしてTwitter界を席巻されたら、次なるブームはすぐに来てしまう。そうなったら嵐は…。

 

 

 

…これ、嵐ファンもやったらよくね?

 

 

 

そう思うようになった私は、見よう見まねで「嵐 @arashi5official Turning Up」とかツイートをしてみる。

 

…オープンなアカウントにも限らず、特に誰からも反応はない。そりゃそうである、私のフォロワーはおそらく誰もこういうツイートを知らない。

何事もなかったかのように私はそっとツイートを消す。この時の私は、このツイートが一体なんなのかよくわからないままやっていた。

嵐でこれ(ビルボ対策ツイート)をやってたらちょっと「何コイツ?」って他のグループのファンから思われて面白いかな、程度のノリだった。ほんと最低

 

とりあえず「YouTubeの再生回数は絶対に伸びたほうがいい」と思い、お風呂に入る間とか、授業中(リモートなので)リビングにニン●ンドーSwi●chを置いてYouTube再生させといたりしてみた。

 

何なんだろう、この地道な感じ…でも若手のアイドルのファンたちはみんなやっているのか…これを…と思うと、泣き言を言っていられないのだと思った。

ああ、今思えば職場にいたKPOPファンの人、休憩中もずーっとタブレットでB●Sを流していたな…。

 

ついに出会う、新しい世界に

それから数日後、私はまたひらめく。

 

もしかしたら、少ないかもしれないけど、「burst」の嵐バージョン(当時はそんな認識)やっている人たちがいるんじゃないか?と思い、Twitterで「嵐 Turning Up ARASHI #ARASHI」みたいな感じで検索した。

 

すると…

 

 

 

 

 

 

TeamARASHI情報!!?!?!?!?

 

 

 

 

 

TeamARASHIとは!????!??

 

 

 

 

 

そこからはもう、秒。「応援垢」について詳しくまとめてくださっている方のサイトに飛び、読み、読み、それから読む。あとは…読む。

曲名とアーティスト名セットのツイートの効果も理解し、それからMTVという番組のリクエストをしていくこと、ラジオが大きな役割を果たしていること、などを知り、どんどん興味を持ち、今日に至る。親に聞いたら「あのMTV?」と言われてしまい、自分もこの国もいかに洋楽が離れてしまったのかと知り…他の記事へ

10年Twitterをやっていたのに、割と1人でオタクをやっていた自分にとっては、画期的すぎる界隈だった…「応援垢始めました!」でなぜこんなに反応が…(泣)

 

今でもこの応援方法については、他のチームの方法を研究しながら勉強している。最近ビルボードオリコンの対象サービスが一致しないことを知ったくらいの者なので、あれやこれやと武器を揃えている最中だ。

また、SNSを使っていない家族にも、できそうなことを勧めるようになった。YouTube開いとけ!と言ってある。

 

 

嵐の音楽を愛する者が、これからのために何ができるか考えたとき。

その目標は(ざっくり単刀直入にオブラート無しで言えば)「嵐がオワコンだと思われないようにファンが頑張ること」だとずっと思ってきたから、ようやく適切な居場所を見つけることができて嬉しい。(ちなみに貶し愛ではありません)

適切といっていいのか分からないが、少なくとも、自分の新鮮で前向きな気持ちを形にできる場所を、もう作ってくださっている方々が多く集まる活動拠点に集合できたことはとても嬉しい。

 

私の今の感情は、ファン歴の浅さからなのか、それともTurning Upを見て感動したからか「しんみり」よりも「前に進む明るさ」が濃い。

「もっと嵐の曲を世界の人が聴いてくれたらいいのに…こんなところでワンワン泣いてても何も起こらない…」と思っていた自分が、今やるべきことをようやく見いだせた。2020年の9月!遅すぎだろ!

 

あと、●学校の時「暇さえあればTwitterをやっている」「学年で一番Twitterをやっている」「廃人」と言われていた自分が、時を越えてまたTwitterを…(笑)というワクワク感もある。昔のTwitterの制度と違いすぎて、今もサーチバンに慣れない。あいつ、本当に迷惑すぎる。

 

しょっぱなから様々なことを先輩方に教わりながら今の自分がいる。

こんな経緯でふらっと合流した自分だからこそわかる感覚、まったくわからない感覚があることも最近知る。

少なくとも、デジタルの世界にやって来た嵐に、いつまでもフィジカルで挑んでいてはいけないと、焦らなければいけないことだけは全会員に理解していただきたい。会員の中の何パーセントかだけでも、私のようにうまく引っかかってやって来てくれないかと、今日現在の私もそう思う。